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一棟アパート投資において、成功するためには適切な出口戦略の策定が重要です。本記事では、一棟アパート投資に興味を持っている方々に向けて、出口戦略の検証方法と具体的なポイントについて詳しく解説します。
NPV:Net Present Value(正味現在価値)とは、投資によって得られる将来の収益を現在価値に換算したものです。NPVがプラスであれば、投資は利益をもたらすと言えます。
正味現在価値とは、将来のお金の価値を、現在価値に換算したものです。
例えば、1年後に1000円もらえるとします。この1000円は、1年後の価値で1000円です。
しかし、今すぐに1000円もらえるのと同じ価値ではありません。
なぜなら、1年後に1000円もらうためには、今お金を預けて、1年間利息をもらう必要があります。1年間の利息は、年利によって異なりますが、一般的には定期預金などの金利が目安になります。正味現在価値は、このように、将来のお金の価値を、現在価値に換算する計算方法です。
計算方法は、以下のとおりです。
正味現在価値 = 将来のお金の価値 / (1 + 年利)^n
ここで、
の場合は、1年後にもらえる1000円の正味現在価値は、以下のとおりです。
正味現在価値 = 1000 / (1 + 0.03)^1 = 1000 / 1.03 = 970.87
つまり、1年後にもらえる1000円は、現在価値で約970円の価値しかありません。
この計算方法を使って、将来のお金の価値を、現在価値に換算することができます。
例えば、5年後に10000円もらえるとします。この10000円の正味現在価値は、以下のとおりです。
正味現在価値 = 10000 / (1 + 0.03)^5 = 10000 / 1.157625 = 8695.65
つまり、5年後にもらえる10000円は、現在価値で約8700円の価値しかありません。
正味現在価値は、投資や資金調達などの経済判断をする際に重要な指標となります。
例えば、100万円の投資をした場合、将来いくらの利益が得られるかわからない場合、正味現在価値を計算することで、投資の採算性を判断することができます。
正味現在価値がプラスであれば、投資は採算が取れ、マイナスであれば、投資は採算が取れないことになります。このように、正味現在価値は、将来のお金の価値を比較する際に役立つ指標です。
IRR:Internal Rate Return(内部収益率)とは、投資によって得られる将来の収益を現在価値に換算したときにNPVがゼロになる期待収益率です。IRRが期待収益率を上回れば、投資は利益をもたらすと言えます。
内部収益率(IRR)とは、投資によって得られる利回りのことです。
例えば、100万円を投資して、5年後に150万円の利益が得られるとします。この場合、内部収益率は約37.5%となります。
内部収益率は、正味現在価値(NPV)を0にするときの割引率です。
正味現在価値とは、将来のお金の価値を、現在価値に換算したものです。
100万円を投資して、5年後に150万円の利益が得られる場合、150万円の利益の現在価値は、約112,500円となります。
正味現在価値 = 150万円 / (1 + 0.03)^5 = 150万円 / 1.157625 = 112,500円
つまり、100万円の投資は、約12.5%の利回りで採算が取れることになります。内部収益率は、投資の採算性を判断する際に重要な指標となります。内部収益率が資本コスト(投資家が投資先に期待する利回り)を上回る場合、投資は採算が取れることになります。
内部収益率は、以下のような計算式で求められます。
IRR = 1 / (1 + r)^n
となります。
例えば、100万円を投資して、5年後に150万円の利益が得られる場合、内部収益率は以下のとおりです。
IRR = 1 / (1 + r)^5 = 1 / (1.03)^5 = 0.375
内部収益率は、投資の採算性を判断する際に便利な指標ですが、以下の注意点があります。
具体的な例として、以下のようなものが挙げられます。
【株式投資】
株式投資では、株価の値上がりによって利益を得ることができます。内部収益率は、株価の値上がり率を割引率として計算することで求められます。
例えば、100万円で株式を購入し、1年後に150万円で売却した場合、内部収益率は約50%となります。
不動産投資では、賃料収入や売却益によって利益を得ることができます。内部収益率は、賃料収入や売却益の予測値を割引率として計算することで求められます。
例えば、1億円でマンションを購入して、年間100万円の賃料収入を得るとします。この場合、内部収益率は約10%となります。
IRR = 1 / (1 + r)^n = 1 / (1.03)^10 = 0.10
内部収益率は、投資の採算性を判断する際に重要な指標ですが、あくまでもひとつの指標であることを理解しておくことが重要です。また、将来の利益を正確に予測することは難しいため、内部収益率はあくまでも参考程度の指標であることを忘れないようにしましょう。
最後に、どのタイミングで物件を売却するかを把握することが出口戦略の成功に欠かせません。記事では、市況や投資目的に応じた最適な売却タイミングの見極め方や、検討すべき要因について具体的に紹介します。
物件の売却タイミングは、以下の3つが考えられます。
満室運営が安定して利益が出ているタイミングで売却すれば、投資の利益を最大化することができます。しかし、物件の価値は時間の経過とともに下落していくため、早めに売却すれば、より高値で売却できる可能性があります。また、空室リスクや物件の価値下落などのリスクが高まるタイミングで売却すれば、損失を最小限に抑えることができます。
出口戦略を検討する際には、これらの点を考慮して、最適な売却タイミングを決めることが大切です。
収益不動産専門宅建士の鳥倉です。
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不動産投資ローンがつかなければ収益不動産を買うことができません。
住宅ローンについて詳しい不動産会社はありますが、不動産投資ローンに詳しい不動産会社はまだまだ少ないようです。
特に不動産投資ローン審査の内容は複雑で専門知識が必要になります。不動産投資ローンにお悩みの方は経験豊富なコンサルタントが在籍する当社にぜひ一度ご相談ください。
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