運営:株式会社キューブ
〒243-0303 神奈川県愛甲郡愛川町中津756-3 2F(駐車場あり)
受付時間
プロパー融資とは、信用保証協会の保証を受けない融資を指します。
銀行から融資を受ける際は、信用保証協会による保証付き融資を利用する場合がほとんどではないでしょうか。
この記事では、プロパー融資のメリット・デメリットやプロパー融資の審査基準、申請方法などを解説します。
プロパー融資にはデメリット、デメリットがあります。物件購入に際してはその点をよく理解した上で活用することをおすすめします。
それでは内容を説明していきます。
プロパー融資のメリットは、以下のとおりです。
・融資額が大きい
通常、融資を受ける際は保証料を受ける必要があります。 一般的に
は、0.5%から2.0%の保証料が発生します。プロパー融資を受け
る際は、信用保証協会に保証料を支払う必要がありません。 融資を
受ける金額が大きくなっても保証料がかからないため、融資額が大き
いのもメリットのひとつです。
・金利が低い
保証付きの融資と比較すると、金利が低いということも大きなメリットです。
ただし、信頼性の高い人のみに貸すのがプロパー融資の特徴でもあります。
プロパー融資のデメリットは、以下のとおりです。
・融資期間が短い
借入期間は3~5年の短期になることがほとんどです。保証付きの融資と比較すると、
融資期間がやや長いと言えるでしょう。また、プロパー融資をを受けているという事実は、
信用度が大きく高まります。
ただし、賃貸事業に対する不動産については
借主の属性や物件評価によって融資期間を長くすることも可能です。
・審査が厳しい
プロパー融資の最大のデメリットは、審査が厳しいということです。
金融機関が貸し倒れリスクを負わなければならないためです。
そのため、申し込み者がきっちり返済できるかどうかの見極めが必要になります。
前述したとおり、大企業の勤務されている方、地主、医師、弁護士、税理士などの士業の方は、信用度が高く、
審査に通りやすいです。
・融資を受けるのが難しい
前述した通り、信頼性の高い人のみに貸すのがプロパー融資の特徴でもあります。
収入が不安定な中小企業に勤務されている方、個人事業主の方などは、融資を受けるのが難しいでしょう。
プロパー融資の審査基準は、金融機関によって異なります。 一般的に、以下の項目が審査基準として用いられます。
・借り手の属性(年齢、勤続年数、年収など)
プロパー融資の審査基準で重要なのが年齢や勤続年数、年収などで す。属性が高い場合は、貸し倒れリスクが低いと判断されるので審 査が通りやすくなります。そのため、勤続年数が短い場合、属性が低いと判断される可能性が高いです。
地主や資産家などの富裕層は、担保となる不動産を所有しているので審査は通りやすいでしょう。また、大企業や公務員の方などは、中小企業や個人事業主の方よりも
性が高く判断されます。企業といっても、勤務先の規模や事業内容、資本金、従業員の数など、
総合的に判断されます。
士業では、どの士業でも審査が通りやすいのではなく、医師や弁護士、税理士、司法書士など、
難関資格をお持ちの方が有利となるでしょう。また、申込者の人柄なども判断材料とされる場合もあります。
・借り手の資産状況(預貯金、不動産な)
年収は多ければ多いほど、審査に有利にはたらきます。預貯金だけでなく、不動産を所有している方も
審査では有利です。
・物件の属性(立地、築年数、収益性など)
個人の属性だけでなく、物件の属性も審査基準となります。
たとえば、物件の立地条件や築年数、収益性などです。
立地のよくない場所にある物件や築年数が古く、収益性の低い物件は審査に通りにくいでしょう。
プロパー融資の申請方法は、金融機関によって異なります。
一般的には、以下の手順で申請します。
・金融機関に融資の申し込みを行う
まずは、金融機関に融資の申し込みを行います。申し込む際には、
必要書類の整備と金融機関担当者との面談の2つがあります。
事業計画書や損益計画書、資金繰り表、納税証明書などがありま
す。損益計算書とは、3年~5年先にどのような売上・利益が確保できるかについての計画書です。
・金融機関の審査を受ける
つづいて、金融機関の審査を受けます。日頃から金融機関の担当者とコミュニケーションを
取れている場合は、プロパー融資に関する提案を受けることもあります。
申込者は、事業計画書や損益計画書、資金繰り表などの説明なども行い、担当者はこれからをもとにして
融資審査にかけます。
・融資が決定した場合、契約を締結する
何度も担当者との面談が行われる場合もありますが、融資の審査が通ると、契約を締結します。
・融資を受け、物件を購入する
融資を受けると、投資する物件を購入します。
投資物件は、立地、築年数、収益性などを考慮した上で決定します。
プロパー融資について
不動産投資ローンは「アパートローン」と「プロパーローン」の2種類に大きく分けられます。アパートローンは、賃貸住宅を経営するために投資用不動産を購入または建築資金を融資目的とするローンを指します。
プロパーローンは、保証会社の保証を付けずに金融機関独自の契約をする不動産投資ローンを指します。融資期間が短いのも特徴の一つです。契約形態は一律ではなく、借入金額の上限も設定されていません。
ただし、金融機関によってプランや審査基準が異なります。
審査基準は、アパートローンよりも長く、1カ月以上かかる場合も少なくありません。審査内容は、個人の属性や物件の収益性などが重視されます。
とはいえ、保証会社の保証を付けずに融資するので大企業に勤務されている方、公務員の方など、
ある程度、信頼性の高い方が審査に通りやすいでしょう。
一方、中小企業に勤務されている方や個人事業主は、審査が通りにくいです。
プロパー融資は、不動産投資を行う際にメリットの大きい融資と言えます。
主なメリットとして、融資の限度額が設けられていない、保証料の支払いが不要などがあります。
そのため、多額の融資を受けられる可能性もあり、少額で大規模な物件に投資できるのも魅力の一つでしょう。
しかし、審査が厳しく、融資を受けるのが難しいというデメ リットもあります。団体信用生命保険に加入していない場合、連帯保証人が必要なケースもあります。不動産投資には、家賃滞納や空室リスクも生じます。急な修繕費用や大規模修繕が必要になるケースも少なくありません。
物件の収益性が高いことが審査基準となっており、投資物件を見極める能力も必要となります。
老朽化した建物や管理行き届いていない物件、住民同士のトラブルが多い物件など、空室リスクも高くなり、収益性が高い物件とは言えません。
また融資を受ける際は、ある程度の自己資金の確保も必要です。
プロパー融資を検討する場合は、メリット・デメリットをよく理解し、慎重に判断することが大切です。
お電話でのお問合せ・相談予約
<受付時間>
10:00~18:00
※土曜・日曜・祝日は除く
フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。